トーイック小僧のTOEIC対策ブログ

トーイック(TOEIC)920点の筆者が、文法パートを中心に解法を解説します。300~450点の初心者向け。

文の骨格(1日目)

こんにちは。今回は文の骨格について説明します。

 

これまでと違い、説明がちょっと長くなりました。ひょっとしたら、少し難しいかもしれません。しかも、点数とは直接結びつきにくいところです。

 

 

けれど、ここが最初の踏ん張りどころ。英語のしくみを理解するうえで、避けては通れない箇所です。わかりやすい形で出題されることは少ないですが、とても大切なことなので、かなり分量を割いて説明しています。

 

 

繰り返します。ここが最初の踏ん張りどころです。

 

 

大きく息を吸って、集中して取り組んでいきましょう。わたしも出来る限りかみくだいて説明します。

 

 

***

 

 

では、例のごとくまずは例題から。

 

By striving to be neat, well dressed, and cheerful, our representatives can make a good first (       ).
(A) impression (B)impressive (C) impressed (D) impressing

 

 

 

 

 

 

この問題を解くためには、まずSVOCの話をしなければいけません。 

(ちょっと聞きなれないけど、あとはMなんてのもあります。)

 

昔やったかもしれませんね。

 

SVOだとかSVOCだとか。第五文型だのなんだのとだとか。ただ、話がややこしくなるので、細かいことは無視

 

ひとまず今は、SVOC(とM)の並び方に決まりがあるということだけ押さえといてください(たとえば、SVOはアリですが、原則的にSOOVなどという並びはあり得ません)。ひとまず細かいことは気にしなくてOKです。

 

 

 

というわけで今回は、S、V、Oの三つにポイントを絞って説明します。

次の例文をみてください。 

 

Tom eats apples.

トムはリンゴを食べる。

 

 

英語嫌いな方でもなんとか訳せたかもしれません。

けれど、SVOに分解しろといわれたら? そもそもSって? Vって? Oって?

 

 

 

答えはコチラ

Tom eats apples.

トムは(S)/食べる(V)/リンゴを(O)

 

 

順番が前後しますが、Vから説明します。

 

 

 

Vとは、動詞のことです。

 

「動く」という漢字が入っていることからもわかるように、「動作にかかわることを表わす」

 

それが動詞です。

 

今回もeats (=eat)は「食べる」という動作にかかわる意味を持っていますね。なのでeatsは動詞なのです。

 

 

 

で、次に説明するのはS。

 

Sとは、主語のことです。

 

「主」というコトバが入っていることからもわかるように、その文章のヌシです。具体的には、「その文章の動作のヌシが誰か?」を表わすのが主語です。

 

今回は、「eats(食べる)」という動作を取ったのがTomという主語になります。

 

 

 

そして、Oとは目的語のこと。これは「目的語」というコトバからはちょっと意味がつかみづらいかもしれません。

 

まあ、簡単にいえば、目的語は「動詞が何に向かっているのか?」にあたる部分です

 

たとえば、

Tom eats apples.

ここでは、「トムは食べる」

 

なにを?

 

リンゴを (apples)

 

食べるという動詞が、「リンゴを(apples)」という単語に向かっていますね。

「食べる→リンゴを」というイメージです。

 

 

 

繰り返します。

 

Sが「Sは~」という主語、

Vが「SはVする」という動詞、

Oが「SはOをVする」という目的語です。

 

 

 

これらは、文章の骨格です。

 

まず最初にSがきて、次にV、その次にOと、ほぼ順番が決まっています。文章の骨格は、あらかじめ順番が決まっています。

  

 

 

一方、これまでの講義で名詞、形容詞、副詞…と、「○○詞」という文法用語を扱ってきました。

 

文章の骨格である「SVOCM」と「○○詞」は一体どういう関係なのか?

 

一緒なのか?別なのか?

ゴチャゴチャしてきた頃と思いますので、ここのところを説明します。

 

ただ、長くなったので今回はこの辺りで。 

 

 続きはまた次回!